腸内細菌の保有率は、対象者全員のうち特定の細菌を保有している人の割合を示します。例えば、特定の細菌が100人のうち50人の大便検体中から検出される場合、保有率は50%となります。保有率が高い細菌は、多くの人の腸内に共生していると考えられますが、保有率が極めて低い細菌は、腸内細菌としてはまれなものと考えることができます。このように保有率は、保有している人の割合を示すもので、個人の腸内細菌叢(腸内フローラ)において特定の細菌が占める割合とは関係ありません。
腸内細菌の占有率は、個人の腸内細菌叢において特定の細菌が占める割合を示します。
例えば、ある人の腸内細菌叢のうち35%をある細菌が占めている場合、その細菌の占有率は35%となります。 ▶▶▶